2014年12月29日

酢漿草(閃の軌跡、トヴァサラ)

 目の前に置かれたシンプルな陶器の入れ物が、かちゃりと音を立てて響いた。香ばしい香り。先程までなにやら忙しなく動いていた彼が作ったものであるのは間違いないその中身を、いただくわねとだけ口に出して飲み込もうとした。
「……何よ、この模様」
「ああ、なんでも今、そういう“アート”が流行っているらしくてな」
「あのね、アンタ。こういうのは恋人とかにやりなさい」
「そんなの居ねえこと知ってるだろ」
「あら、イイ人はいるじゃない? カーネリアの君とか」
「だから、そんなんじゃねーって言ってるだろ……ったく」
 そう言いながらも、どことなく嬉しそうに見える彼の表情を見てから視線を落とす。ここにいる二人とも、飲むのは好きだけれど作るのは少し苦手なカプチーノ。彼にこうして出してもらうのは何度目になるだろうか。
 ミルクの塊で描かれた、ゆらり、ゆらり、揺れるカタバミのひとひら。口付ける前にもう少しだけ、この“アート”とやらを眺めていようと思った。
posted by 麗楽 at 02:48| 落書き、小説

2014年10月06日

connect(閃の軌跡、ユシサラ)

ユーシス×サラ。の書き途中。いいと思うんだけどこの組み合わせ!


***

 心当たりのない呼び出し音に半分警戒しながら、サラはARCUSを開いた。
「――はい、どちら様?」
「……サラ教官、久し振りだな」
「その声……ユーシスね?」
「ああ。……元気そうで何よりだ」
「おかげ様でね。そっちも無事そうで良かったわ」
 久しぶりに聞く教え子の声にひどく安心しながらも、周囲に気を配る。人目に付かない場所に居るとは言え、指名手配をされている身だ。最大限に気を配っても、配りすぎるということはない。
「フフ、よくこの番号が分かったわね。流石はアルバレア家のお坊ちゃんってところかしら?」
「……フン、否定はしない。まさか違うARCUSを持ち歩いているとは思わなかったが」
「フフン、このARCUSはちょっと特別製でね。いつものほうも持ち歩いてるけど、導力は落としてあるのよね〜」
 ユーシスが通信してきたのは、士官学院で教えたナンバーではなく別のナンバーだった。電波の探知から居場所が割れるのを防ぐために、改造を施された特別なARCUS。当時、興味本位で預けたARCUSが色々な便利機能(改造した本人談)を付けて戻って来たときには何の為に使うのやらと思った機能もあったが、いざとなってみればこうして役立っている。まあ、残念なことにその改造した相手に連絡しようにも、通信という機能は便利過ぎて危険と隣り合わせの為、今すぐに連絡、というのは思いとどまっていた。まあ、彼なら何も言わなくても無事で居ると信じているだろう。
「……手が空いた時でいい。今後の事も含めて会って話がしたいのだが」
「はあ、あんたね。このご時勢で会うったってどこで……」
「……場所は後で指定する。とにかくこちらに向かってくれ」
「え、ってコラっ!」
 ユーシスの奴! いいタイミングで通信を切られて思わず舌打ちをする。とは言え流石に無視というわけにも行かずに、とりあえず付き合うことにした。自分としても教え子の顔が見たいという気持ちはある。アイツってば、こちらに向かってくれなんて言ってたわね。とすればバリアハート内……通信じゃ傍受の可能性もあるから場所の指定が出来なかったのはわかるけど……バリアハートだって広いのよね。というか第一バリアハートに侵入するなんて至難のワザなのに! などとぼんやり考えながらも身のこなしは素早く、無駄なく進んでいった。

***

「……フン、流石に早いな」
「あのね……あんた、バリアハートに潜入するのがどれだけ大変なのかわかってるの? もうクタクタよ……」
「だが、こうして無事に来ることが出来ただろう。ろくな食事もとっていないだろうから、屋敷からいくらか持ってきたものを食べるといい」
 バリアハート空港に停泊している貴族御用達の豪華客船は、常識外れの内装を背負い込んでいた。
 そして、サラの目の前にはこれまた常識外れの料理の数々が並んでいた。
 勿論、常識外れというのはサラを代表する平民から見た感覚での感想だが、きっとそこらの貴族でもこれは舌を巻くに違いない。
 屋敷からいくらか持ってきた、だけにしてはどうやって持ってきたのか謎の深まる前菜の蕪のポタージュ、やけに手の込んでいそうなメイン料理であろう鴨肉のソテーやら、焼き上がりを待ったかのようなフランスパンが並ぶ。
「じゃあ遠慮なくいただくけど」
「先に言っておくが酒はないぞ」
「ぐっ……ワインが欲しくなりそうだわ……」
 そうぼやくサラの目の前で、ユーシスがティーポットから何かを注いだ。
「セイロンティーだが、苦手ではないだろう?」
「ええ。ま、あんまり飲まないけどね〜」
 通常のセイロンティーに少しハーブとフルーツを効かせたそれはサラの口にもよく合った。普段から酒場でツマミと酒ばかりのサラからしてみれば、こういった食事は大分新鮮で、大分貴重な為、今が戦時であって、ユーシスと密会しているという事実はどこかに飛んで行きそうだった。こういうものを含めて、リラックスして欲しいというユーシスの思いやりなのかもしれないわね……などと教え子の真意は確かめないまま過大評価する。

(続く)
posted by 麗楽 at 01:03| 落書き、小説

2014年06月29日

冷たいあれ(閃の軌跡)

なにこれ教官勢とリィンくんのおつかい。なんかメモにとってあった。

***

「そうですね、では、私はソフトクリームでお願いします」
「えっと、私もソフトクリームで」
「なんでそんなにソフトクリームが人気なんだぁ? あれは体積が無駄に増されてる気がしてな。俺はアイスで頼む」
「ソフトクリームは歯触りが良いじゃないですか〜! マカロフ教官もソフトクリームにしましょう!」
「お断りだ」
「君たち! 今は仕事中だ、静かにしたまえ!」
「教頭はいらないですか?」
「私は無論ソフトクリームだ!」

「というわけで、お願いね、リィン君♡」
「君付けはやめてください。」
タグ:SS 閃の軌跡
posted by 麗楽 at 21:54| 落書き、小説

2014年06月23日

★jemini(閃の軌跡、トヴァサラ)

※トヴァサラエロ……ばっかだななんか。


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posted by 麗楽 at 00:00| Comment(0) | 落書き、小説

2014年06月14日

★for you(閃の軌跡、トヴァサラ)

※トヴァサラエロ……を書こうとしていつもの未完なのでだれk


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posted by 麗楽 at 00:00| Comment(0) | 落書き、小説